●概要:国会議事堂前周辺でラジオ体操をする人を集め、その記録を作る。
【行為実施日時】 2025年3月23日(日)10:00~12:00(入退場自由)
【行為実施会場】 国会議事堂前交差点周辺
●記録映像:3分16秒
現代の分断と硬直
不自由と虚無。
それに対し
国会前で
ラジオ体操。
それなりに健全で、
適度にしなやか
いい程度に明るく
適当に協奏的。
一緒に、動かしましょう。適度に。
まず、個人的な動機として、私は以前、国内における「政治」や日常生活を含む社会全体における分断の巨大化を当事者の一人として感じ、それを象徴化する作品を作った。(『Clear line』 2023年10月 発表)
そして、そこに描かれていたテロリズムの予感は、当然のことではあるものの2024年10月19日の臼田敦伸氏の自民党本部・官邸襲撃事件という形でひとまず実現した。
私は氏の来歴も思想も、人柄もほとんど知らない。氏の行動の是非を語ることもできない。ただ、この報道を見た時、同情や共感と共に、私の中で氏は私自身の未来の可能性の一つであるように思えた。
そして、こう考えた。
「もっとうまくやれなかったのだろうか?」
それは国家への異議申し立てとしても、また私の想像の中における臼田氏個人の生活に関してもであった。
仮に氏の行動を失敗であるとするならば、異なる方法を見つけることは自分にとって意義のあることだと感じた。
これが私の比較的個人的な動機で、それと関連して、デモ(或いはテロ)の新しい形の模索は必要なことのように思うので(私の見識が狭いだけかもしれないが、現状の一般的なデモは正直、内輪向けで疎外感を感じるし、退屈な上あまり効果的だとは感じられない。)今回はその一つの形式の提案にトライしてみた。
今回のものが最高にうまくいったとは当然言えないが(そもそも特定のイシューが無いのでうまくいくとは何かという話だが)、もっとカジュアルに楽しんでクリエイティブに存在感を示せれば、僕たちの民主主義はもっと成熟すると思う。